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理事長 小笹慶資

令和3年 慶寿会3月の催し    (慶寿会 会員対象)

・3月6日(第1土曜日)フラワーデザインの会 12時~随時

     2階 リハビリ室  講師   田鹿由美子先生 

     注)開始時間変更

・3月11日(第2木曜日) 慶寿会コーラス会  午後1時~2時30分

     1階 デイケア室 歌唱指導及びピアノ伴奏 鵜飼文子先生

・3月20日(第3土曜日)慶寿会絵画の会  午後1時~3時

     2階 リハビリ室   指導  吉崎道治先生 

・3月25日(第4木曜日)医療懇談会  午後1時から

     1階 デイケア室 「コロナワクチン」について30分 

     書道教室  講師 田村節子先生  1時間

     注)新聞紙・拭く物(雑巾、ペーパータオル等)御持参下さい

・3月29日(第5月曜日) 楽しいパン作りの会

     2階 調理室   講師   田村節子先生 

  ◆  ◆  ◆


 21日(日)誕生日会だと言うので少し早めに出発したが、2月と言うのに5月並みの馬鹿陽気である。梅が満開で空は青々としているが、花曇りで富士山は見えない。

 行きは田谷から国道に出るが、帰りは混雑を避けて遊行寺坂から城(しろ)廻り(めぐり)を通って、田谷に出る。田谷は現在笠間十字路の下を通るトンネルに繋がる高速道路の大起点になりつつある。

 田谷は歴史的地域であり、大船裏駅の脇を流れる柏尾川との間に長尾台があり、関東管領の山之内上杉(北鎌倉)の家宰(番頭)の居城があり、その西は北條早雲が作った玉縄城で、北の一帯は城廻りという地名で残っている長尾家は、北関東から越後にかけて発展し、上杉が北條に追われた時後継者とされたのが、彼の有名な長尾景虎(上杉謙信)であった。

 又北部には「田谷の洞窟」があり、更にその北には御嶽教の神社(五(ご)霊山(れいざん))がある。ここには大きな石碑があり信者の三橋嶽(がく)信(しん)を讃える小笹養元の裏書きがある。笠間の起立社を含め、当時は御嶽教が盛んであり、養元は相州起立講の講元であった。

 養元は次男であり親は会津肥後守(容(かた)保(もり))の江戸詰の右筆であり、幕末の動乱に際しては下野して寺子屋を始めていたが、養元は次男の為、会津に於いて西村・川合・小笹の3家があり、位の高かった小笹姓を名乗ったのだと云う。

 御嶽教は今でも上郷に信者が残っているが、当地では次第にすたれている。しかし祖父浅次郎は信仰の念厚く、御嶽山にも詣でて居り行者姿が残っている。子供の頃毎月1回行者達を集めて、家の神棚に向かってお焚き上げをしていたのを覚えている。称名していたのは、ハーハラミダ・・・・・セイタカドウジ・・・・・であったから、般若心経と思われるが、経の途中火を燃やして半紙をかざしてり(火を止め)刀をかざしたり(刃止め)の行が加わっていた。

 当時は暮れになると、冬至には水行をして半紙を切り、それを私達子供と叔父が折上げて人型にし、何枚か重ねてひとまとめにして半紙に包んだものを、ほぼ村中の者が取りに来て門松を作るのである。門の両脇に竹を立て上部に縄を張って、前述の人型の紙を挿し込んでしめ飾りにするのである。約50軒の家だったことを覚えている。祖父の代で御嶽講は終わって切り通しで引き離されているが、裏(うら)宿(じゅく)の大神宮様と御前様(起立社)は残っている。起立講は僅か150年の歴史であるが,、笠間村の歴史は古く、青木神社の建立が1335年であり、菩提寺の法安寺でさえ鎌倉光明寺の末寺として1445年草創されている。

 又笠間村は近隣がすべて旗本の所領だったのに対し、森川重俊を祖とする下総国生(おゆ)実(み)一万石の所領であったから、近隣の中で一番発展していたようである。生実藩は現在千葉市中央区生実町として残っている。又、笠間の中宿、裏宿と云う地名も、江戸から江の島を経て大山詣での宿泊地だったことを示している。


 最近近親者が続々と亡くなり,友人も皆無となったので、次は私の番と裏山の墓所の手入れを考えているが、光明寺の住職が旦って中区に開業していた時、度々往診した久保山の大光院の住職宮林さん、当時は大正大学教授でお嬢さんが私の娘とフェリスで同級生であった方と知りびっくりした。いづれお世話になる方である。


 さて2月は全教室お休みとしましたが、感染者が減りワクチン注射も始まったので、3月は全開と致しました。久し振りにお会い出来るのを楽しみにしています。このうちコーラス会を一番心配される方が多いと思いますが、永地さんからコーラス用マスクがあることをお聞きしたので用意致します。気になるお方がおられましたら、文子先生のイタリア留学やアメリカでの苦労話をしていただけるとありがたいですね。


以上

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